猫さん。。。

僕自身、ネット上では普通の市民ランナーという肩書のみ。
掘り下げる様なトピックならば、語り合う事がベストだと思うので
カンボジア代表の経緯などは、触れるつもりは無い。


ランナー視点から思うと、猫さんにとっては無念だろう。
「五輪に出られない」ではなく、「目標を失った事」である。


一年に、何度か大会には出るけど
必ず一戦だけは最大のピーキングを作る様に調整する。
それが目標の大会。PB更新を目指すランナーは、皆、そうだと思う。
毎度、参加する度にピークは作れないし
季節によっても身体の仕上がりも、走る環境と背負うリスクも違う。


幾度か出る大会は闇雲にエントリーしている訳ではなく、
大雑把でも年間計画がありきのもの。
大目標に向けて、他の大会毎に身体を作り込み、結果をフィードバックして
徐々にステップアップを目指すコントロールテストの様なもの。


目標が失われると、何の為に走っていいのか分からなくなる。
ただ走るだけでは、ピークも、身体も作れない。
ただカロリーを消費するだけ。


猫さんのツイート、最近は何処か彼らしさが無くて
ひたすらに目標へ向かう、淡々と自分の走りを投影する言葉に溢れていた。
一般的に見れば、二部、三部練を前提に
その内容が「ストイック」と言うしか無かった。


普段、一人で練習する僕からすれば
猫さんしかり、宇野君(げんき〜ず)の練習やRUNへの思いを
綴るツイートこそが原動力の一つだから、ここ最近の猫さんの
直向さは刺激にもなったけど、直向き過ぎて、心配でもあった。
様々な反論を振り払う様に、自分の練習に没頭している感もあった。


今回の一報を受けて、それでも走り続けるとは思う。
何よりも、猫さんが新しく目標を見つけられる事を願ってる。


本気で目指すなら、四年後がある。
ラソンは、年齢とは関係ない。


Age ain't nothing but a number.