あるランナーの特番。

『"市民ランナー" 世界に挑む。』
川内優輝選手に密着した番組を観ました。


世界に挑む、という力みは感じられず、純粋に走る事が好きで
ラソンに取り組む姿勢が良く伝わって来ました。


ひたすらに走る事が好き。ただそれだけ。


強い意思。
彼の走る事への意思は、以下の言葉からも良く分かります。
『自分自身の意思でやりたい 楽しい 好きだと思って走る 陸上の方がいい。
多くの市民ランナーの人は そういうつもりで走っていると思うので
そうした気持ちで これからも走り続けていきたい と思っている。』


こう、市民ランナーとしてランニングに取り組む彼にこそ
結果を残して欲しいと思います。
高校時代は故障で結果を出せず、大学でようやく箱根を学連選抜で走り
実業団の誘いを断って社会人になり、フルタイムで働きながら、
結果を出した彼にこそ。


『あきらめずに継続すれば
強くなれる事を知ってほしいと思う。』


とも話す彼の言葉を聞くにつれ、
先日の"Deep People"女子マラソン
有森裕子の「マラソンとは?」に対して答えた言葉を思い出しました。


『才能というよりは強い意志。目に見えないけれども、
身体の素質というよりは、気持ちの素質。
気持ちの素質は誰でも伸ばせる。それがマラソンの特徴。』


トップランナーの凄みを垣間見た気がしました。
本当の凄味は当たり前の様に語られる部分にこそ、あるのかなって。