合宿。

先週末、お世話になっているmomonaの初心者合宿に参加してきました。
合宿は諏訪湖で1泊2日。

基本的なフォーム講習を身に付けるという目的。
今年の大目標でもあります。今更、フォーム?と笑われてしまいそうですが
僕にとっては大事な問題でした。それはランニング歴を遡ると分かります。


僕のランニング歴は実質3年半。
2006年は素人同然、殆ど走っていない。
ただ単にホノルルにチャレンジする為に走った、というだけで
ランニングに取り組んだとは言い難い物でした。
2007年は自己流で無理して右膝を痛めて・・・
フォームはおろか、コンディショニングが出来なかった。
実質、練習量はただ無理して走っていた積み重ねでした。
'07年のホノルルは身体を酷使して、痛めつけて、辛うじてのゴールでした。
右も左も分からないまま走り抜いた分だけ、今でも思い出深い'06〜'07年のホノルルマラソンですが
今、冷静に振り返ればランニングというトレーニングが出来ていたかと言うと
やはり素人レベルから抜け出せませんでした。


僕が1年間コンスタントに走れる様になったのは
この日記を書き始めてからの、2008年からの事です。
ストレッチ、練習量、アップ〜クールダウンとバランスが取れる様になった1年でした。
そけいヘルニアによる入院&手術で1か月のブランクはありましたが、
明らかに自信をもって42.195kmと対峙出来ると確信した1年です。


それからやや数字に目が眩み、距離やスピードに偏っていた事で
腰を痛めた去年、レベルアップというよりは疲労を重ねた1年になってしまいました。
フォームも関係なく、ひたすら結果だけを追い求めた1年。
昨秋の腰の故障は、致命的でした。故障だけでなく、効率の悪い脚の運び、身体の動き
色々分析するとフォームに問題がありました。
ただ単に、筋力に物を言わせて、距離を重ねただけの1年だったかも知れません。
今年は確かに「The Revenge」がテーマですが、目標は課題を克服する事です。
ランニングは走った距離も積み重ねも大事ですが、単純な足し算でもなく、スピードでもない。
フォーム、コンディショニング、計画・根拠ありきのトレーニング・・・科学という事です。
去年の悔しいホノルルでの42.195kmは、確かに糧になろうとしてますし、糧にしたいのです。


なので合宿に話を戻すと、この合宿に参加した理由はフォームをきちっと完成させて、身体に馴染ませて
6〜7月のトレーニングに生かす事が目的だったのです。
なので基本のランニング・フォーム講習を受けるべく参加しました。
元々、お世話になっているコーチの勧めでもありますけどね。
コーチはマラソンは科学であると常々、口にしていますし、
練習会に行けば、僕の悪い癖は一瞬で見抜きます(汗
サブスリーを目指す様になってからは、俄然、厳しくなりました。
筋力、走力は、続ければそこそこ落ちないが、フォームは直ぐに崩れる
崩れたフォームで走れば、身体の何処かに負担が掛かり故障する。
復帰すれば、また無茶をする。正しいフォームを頭と身体で理解しなければ、無茶と故障の繰り返しだと。


そんな基礎に立ち返った諏訪湖での合宿は、初日はフォーム講習を歩き方から、みっちり3時間。
その後、空き時間に諏訪湖を軽く6kmジョギング。
夜は座学でマラソン講習を3時間、その後は懇親会・・・でも23時には2日目に備えて早めに就寝。


その2日目。ビッグイベントですよ。
2周は走るだろうと思っていましたが、まさかの3周(苦笑
諏訪湖は1周、16km。予めメールでこの内容を知らされた時は・・・ただ唖然。
これまでも1日での最高距離は44kmだったので、身体も出来上がっていないし(仕上げていない)
走れるのかな?といった不安がありました。その44kmも追い込み時期だったので走れた様なものでしたから。


そんな諏訪湖での合宿2日目。
早朝〜4:45スタート(キロ6分で)
前日、7時から朝食だから、間に合わないと食べられないよ(笑
という脅しに背中を押されて、15分前スタート。(最初は5時スタート予定でした)
諏訪湖から眺める朝日の眩しさは、とても清々しく、携帯を持って走れば良かったと後悔。


午前中〜9時40分スタート(キロ5分で)
フォームでの腕振りについて、講習を受けてから他の参加者の皆さん(ほぼ30名)が
走り出す前にスタート。諏訪湖の風が心地良く、気持ち良い16km。


ホテルに帰っても誰も居らず、昼食を済ませて散歩。
前日、教えてもらった「バッタソフト」の看板・・・

食べたくないですね。ネタでも食べたくない、もう1周走る訳だし(汗


他の参加者がホテルに戻り、忙しなく座学が始まる頃
僕はもう1周走る事に。フォーム講習が生きて、ゆっくり走っているつもりでも
15〜20秒は明らかにペースが早くなっており、イーブンで刻めていた事が驚きでした。
「たかがフォーム、されどフォーム」を実感。
5kmをキロ6分、次の5kmをキロ5分30秒、ラスト6kmをキロ4分30秒。
最後の6kmは久々に限界を感じるキツさがありました。
キロ毎に2〜3秒はオーバーしましたが、トータルのタイムでは、何とか課題をクリアしました。
コーチがホノルルでの3時間完走と同じ疲労度を計算して弾き出した諏訪湖3周メニューですが
間違いなく、3周目を終えた時のダメージ、疲労度はホノルルを全力で走り抜いた時のそれと
殆ど同じ状態でした。それだけホノルルマラソンは攻略が難しいという事を自覚させられました。
「ホノルルの42.195km = 諏訪湖3周分 48km」


2日間、他のランナーとの交流もあり、色々な事を吸収できた良き合宿でした。
この合宿、今秋にも参加します。去年は故障で参加出来なかったので、是が非でも参加しなければ!


さて今後の短期目標は
※ 8月の北海道マラソンで課題をクリア(タイムは3時間30分でまとめる)
 課題は今後打ち合わせ、大会でテストもする。
※ 10月の合宿に万全な状態で参加する。


ホノルルマラソンまで、あと183日。
「The Revenge」は計画的に。