バイトピース。

先日の日記でも触れた
噛み合わせの件。

その噛み合わせを合わせる為に
マウスピースならぬ、バイトピースを作りました。


これは歯科では作れません。
口腔外科で取り扱う術式です。
抜歯が歯科で出来ないのと同じ事。


素材はプラスチック。
少し柔らかめで、色は透明。


2週間前に歯形を取り、今日完成したバイトピースを
着用〜微調整を施して、完成に漕ぎ着けました。


医師も丁寧ならば、歯科衛生士等
スタッフは無論、丁寧かつ暖かい接遇。
ここの口腔外科は安心して任せられます。


バイトピース自体、初めての試みと言いつつ
着脱の利便性、フィット感を何度も確めて、
詰めの作業に。。。


不揃いの上下の歯を一つずつ、
バリ(プラスチック)で盛って
噛み合わせを確認して・・・


セメダインの様な匂いが鼻を付きます。
歯科衛生士さんも真剣勝負。
眉間にシワを寄せながらの、細かい作業が続きました。


やがて上下の噛み合わせが
徐々に合って来るのを感じました。


噛み合うと言う、新鮮な感覚。


歯科衛生士さんも大変だったと思います。
根気強く、上の歯一本ずつ合わせてくれたお陰で
完璧の噛み合わせと相成りました!


掛かった時間は2時間。
トータル経費は、5300円。


これで、右の奥歯に掛かる負荷を減らせます。
現実的に出来る「普通」を一つ手に入れました。


早速、使いましたが
味噌汁やコーヒーをすする時に
口から少し溢れる・・・!


今までは上下の歯を噛み合わせても
空間があり、汁物等をすすっても
溢れませんでしたが、
噛み合うと前歯に押し戻されて、
口の中へ汁物を入れられない。


皆さんは、どうやって飲むんですかね?


普通に噛み合うって、難しい。。。


普通の噛み合わせは、
自分にとっての非日常。


面白い体験でした。