R&B Song Book "You"〜Pt.3
本当に語り継がれるの?
"アナタ"をシンプルに託し歌った数々のナンバーを紹介。
今回紹介するのはStevie Wonder & Dionne Warwick "It's You"
- アーティスト: スティーヴィー・ワンダー,ディオンヌ・ワーウィック
- 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
- 発売日: 2007/06/27
- メディア: CD
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ディオンヌ・ワーウィックとのデュエット。スティーヴィーらしい和みのミディアムナンバー。
元はディオンヌが映画の主題歌を依頼をされた話だったそう。
ディオンヌがスティーヴィーに話を持ち掛け、結局はスティーヴィーがサントラを
全編的に担当したみたいですね。実質はスティーヴィーのオリジナル・アルバムと
捉えてもいいでしょう。それだけ充実した作品になっています。
因みに肝心な映画『The Woman In Red』は・・・
観ましたけど、別にこちらは勧める程でもありません(苦笑
映画、というよりは2時間の長編TVドラマという扱いでも良かったんじゃないかと。
冴えない男が、目の前に現れた赤いドレスの女(The Woman In Red)に心を奪われ、
彼女を追い求める。。。程度のラブコメディ作品だったと記憶してます。
このサントラを一躍有名にしたのは、最早説明無用の名曲
"I Just Called To Say I Love You"が収録されている事。
そのお陰で、"映画の方は・・・今一つ"と言うオマケまで語り継がれる羽目にも
なっています。但し、このドラマをTVではなく映画化しなければ?と考えると
スティーヴィーの手掛ける『The Woman In Red』は生まれたでしょうか。
そう思えば、この映画ありきの作品集なので
映画にも感謝しなければいけません。。。"今一つ"って言った事、訂正が必要か?
さてサントラの内容ですが。
"It's You"の他に、ディオンヌとのデュエットはもう1曲、
お勧めしたいバラード"Weakness"が収録されてます。
今回紹介した"It's You"と並び、素敵なデュエット・ナンバーですね。
ディオンヌはソロでも"Moments Aren't Moments"を歌ってます。
こちらもロマンティックに響く、柔らかなミディアム。
また他にはスティーヴィーらしいグルーヴィーな"Love Light In Flight"もカッコいい。
ジャム&ルイスが監修したサントラ『How Stella Got Her Groove Back』で
参加したスティーヴィー・ワンダー"Master Blaster'98"でも、そのコーラスを
口ずさんでますね。
しかし、何時聴いてもいいもんです"It's You"
映画ももう一度・・・いや、いいでしょう。
Stevie Wonder & Dionne Warwick "It's You"