アナタと。アナタへ。アナタなら。
最近、Avant"Y.O.U."にハマッてしまいました。
ついつい気が付くと、聴きたくなっちゃいます。
年が明けてから、個人的には冬のバラードの定番になってます。
優しいメロディが何とも言えません。
いい曲に巡り合えると、色々思い耽ってしまいます。
といってもマニアックな発想です。
「"YOU"、の付くタイトルナンバーっていい曲が多いんじゃない?」と。
しかもシンプルなタイトルです。
"前置詞+YOU"みたいな。
その前に。
アナタを歌った日本歌謡は如何なものか。
かの前川清が歌った「東京砂漠」。
"アナタのそばで" "アナタがいれば" をこれでもかと繰り返し。
アナタ、アナタ、アナタ。。。引いては寄せる波の如く、リフレイン。
ひたすらに砂漠をアナタと歩むしかないんですか?
今でも砂漠を歩いてるんですか?と聞いてみたいですね。
それ位、訴求力のある歌なんですね。アナタの、アナタが、アナタと。。。
でも、残念ながら「東京砂漠」なんですよ。ゴメンナサイね、前川さん。
そして"あなた"と言えば、小坂明子「あなた」。
あなた、あなた、あなたと14回。(数えましたw)
驚く事に、「東京砂漠」は"アナタ"と15回!
如何に「東京砂漠」の"アナタ的訴求力"が強いか、如実に示していますね。
でもやっぱりゴメンナサイね、前川さん。「東京砂漠」なもんで。
このコーナー、"アナタ"なんですよ。
閑話終了。
アナタをストレートに託した歌に、駄曲なし。
寧ろ、後々語り継がれる歌になるのが"アナタ"の世界。
これから、そんなアナタを歌ったR&Bを振り返ろうと思います。
まず今回はジェシー・パウエル"YOU"を紹介します。
ルイル・サイラス,Jr.のサイラス・レコードから'96年にデビューしたジェシー。
強靭なテナーを駆使したヴォーカルは、4オクターブというから凄いですよ。
1st『Jesse Powell』、2nd『Bout It,Bout It』と2枚のアルバムで収録された
バラード"YOU"はR&Bチャートで2位、Popチャートでも10位を記録。
特に"YOU"のロングラン・ヒットを受けて、2ndにまで再収録されたナンバー。
- アーティスト: Jesse Powell
- 出版社/メーカー: Mca
- 発売日: 1996/03/12
- メディア: CD
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ストークリーにケリ・ルイス、ダリル・シモンズと腕利きの職人がオーソドックスながら
ジェシーのバックを盛り立てています。しかし、"YOU"を手掛けたのは旧知の間柄になる
カール・ローランド。
他にはエンチャントメント"It's You That I Need / Gloria"メドレーがハイライト。
そっくり、という訳じゃないけどエマニュエル・ジョンソンに似た雰囲気がありますね。
ではシンプルながら、聴けば聴くほどに味わい深い"YOU"を。
Jesse Powell "YOU"