『BOY A』

BOY-A

最近、観たい映画はあっても地元じゃ公開されません。
洋画自体が少ないみたいです。
地方はただの注目作しか扱わないんですね(泣


という訳で。
都内へ受診に行った帰りに『BOY A』を観てきました。
これも地元じゃ公開されない作品です。


大まかなあらすじは〜。
10年という月日を過ごした刑務所を出所し、
名前を変えて人生の再出発をする、ある青年の物語。
これは過去にどんな過ちを犯したか、ではなく
必死に社会に適応しようと生きる青年と彼を取り巻く人間模様を描いています。


映画ならば過去にどんな過ちを犯そうと、主人公の真剣な生き様を観るにつれ、
同情し感情移入によって"赦す"かも知れません。


しかし、あくまでも映画だからと分かっているからではないでしょうか。


実際、自身の近くで起こった出来事ならば、もし親しくなった人に犯罪歴があったなら、
本当の過去が分かった時、以前と同じ様に親しく出来るでしょうか。


『BOY A』は観る人それぞれに問い掛けてきます。


お勧めの映画です。
とりわけ青年の繊細な表情や心理描写を観ていると
実在する当本人なのかと思わせる程、
リアルに伝わってきます。


いい作品でした。