Best Of 2009 ♪ 〜 4枚目。

昨年も良い作品が多く世に出ました。
一気に紹介、ではなく新作、リイシュー盤を1枚ずつ合わせて
10作品を取り上げます。


今回は昨年、驚きのCD化を果たした作品を紹介します。

Limit

Limit

この辺は好みが分かれちゃうと思いますが、The Limitとか
UK Players辺りのブルー・アイド・ソウルAOR〜ダンス・クラシックは
大好きなんですね。


アナログも地元のレコード屋さんで、
床に無造作に置かれたダンボールを掘っていたら
見つけてしまったラッキーな思い出もあります。。。
夜勤明けに立ち寄ったレコード屋さん。
眠気でウトウト、身体をスウィング、両手はディグ。
疲労困憊で見つけた『The Limit』のジャケットに、眠気が吹き飛んだ思い出。
"The Limit"の標識に"体力の限界"と見えた気がしたのは幻覚か?(笑


この作品、一聴するとどこでも聴けそうな
ダンスクラシック作品に感じる向きもあるでしょう。
ただこれだけ丁寧に練られたメロディのダンスナンバーって
そう巡り合うものでもないと思います。


The LimitのナンバーはPTGレーベルからリリースされている
『Night Time Lover』の第1弾(2枚組!)に"Miracle"
『MASTER PIECE』のVolume 2に"Crimes Of Passion"(Extended Version)
とThe Limit名義でカヴァーする以前に提供したと思しき
FORREST "Could This Be Love"が収録されてます。
(FORRESTヴァージョンは軽快で、アレンジも違います)


このリイシューは嬉しい反面、これでいいのかなという複雑な気持ちも。
リリース年代を問わず、珍しい作品のCD化が進むと
いよいよアナログの価値観が薄まってしまうんじゃないかって。


レコード屋さんに行って、掘って、指先がほこりでちょっと汚れて・・・
ディグして立ち疲れ、床のダンボールをディグしてしゃがみ疲れ。
時代と逆らう様な面倒さ加減が好きなんだけど、
レアな作品のCD化が加速すればする程、
そんな風情も少し遠ざかる気がして。


自分を含めて、アナログ嗜好のリスナーが居る限り心配ないのかな?
という訳でも無さそうですよね。景気もあるし。
何れはCD化するだろう、とか考えちゃうと財布の紐が固くなったり
買い控えとかする人も居そうじゃありませんかね?


The LimitのCD化に触れて思う事でしたが。。。
何だかセンチになりますなぁ。