夏と言えば、この1曲。〜#2

Summerの付く曲、ソウルにR&Bから探してみると結構あるもんですが、
中でもお気に入りなのが今回紹介するオージェイズ

The O'Jays "Summer Fling"『Love And More』('84)収録。
『When Will I See You Again / Love And More』の[2in1]CDを
紹介したかったんですが、amazonじゃ品切れみたいですね。画像のみ、という事で。



さてオージェイズとの出会いですが。
オージェイズを初めて聴いたのは中2の夏休み、夜のラジオで流れた
「ディスコ特集」だったと思います。(ソウル特集ではなかった)
アース「September」、KC&サンシャインバンド「That's The Way」等に混じって流れた曲は・・・
力強いピアノから導かれるイントロ、明らかに"ディスコじゃない"リズムに
何処か歌謡曲然としたストリングス、ディスコ特集なのに明らかに浮いてる土臭さ。
なんじゃこれは!?という驚きと、ハートにズッシリ響くこの歌に、してやられた夏。
"ワッゼイドゥーイン!"
このハーモニーから始まるのは、そう「Backstabbers」
この1曲がオージェイズとの出会いです。
でもラジオを録音したテープは後に間違えて上書きしてしまい、
曲の紹介トークを丸々消してしまう事になります。
時は流れて、ハタチの或る日。レコード屋で不意にオージェイズ"Backstabbers"が流れるまで、
ホントにオージェイズを知りませんでした(汗


自分にとって、ソウルと言えばオージェイズ
濃厚なソウル・フィーリングが最高ですが、どのアルバムにも無理のない時代感覚
持ち合わせている所がいいですね。時代の変化にアジャストしても、決して媚は売らない。
40年以上のキャリアに裏打ちされた、血の通ったソウル・ミュージック。
現役の内に、ビルボードかコットンに来日してくれと、切に願うばかりです。


"Summer Fling"、オージェイズにしては珍しく爽やかなアップナンバーですが
決して軽くはならないのも、このグループらしい。
後半のエディ・リヴァートのヴォーカルも凄まじく、暑い夏をより熱く演出してくれますね。