シャンテ・ムーア新作。

今日、紹介するのは何と言ってもシャンテ・ムーア。
繊細で滑らかなフレージングと吐息のアンサンブル。
もう、ホントーに大好きな女性シンガーですね。

Love the Woman

Love the Woman

最近は夫のケニー・ラティモアとのデュエット作品が2枚と、
主にデュオとしての活動が目立っていたシャンテ。ソロ作品は8年ぶり!だなんて。


新作はジェイミー・ジャズ、ウォーリン・キャンベル、ラファエル・サディーク
ジョージ・デューク、またアントニオ・ディクソン&エリック・ドーキンス
選りすぐりの職人気質なプロデューサーが参加。かつて、ジャム&ルイスジャーメイン・デュプリ
レイニー・ステュアートと言った面子で仕上げた現行プロダクションを纏ったアルバムも良かったんですが
今作の醸す雰囲気は1st〜2ndに近い気もします。よりシャンテのヴォーカルを重視した、という意味で。


歌う題材がメイク・ラブでも、気品すら漂う洒脱さもあって
"Love The Woman"ですら優雅に響く。
一昨年に来日公演でも歌ったナンシー・ウィルソンのカヴァー"Guess Who I Saw Today"も、
シャンテのカヴァーソングと言えば、のミニー・リパートン"Give Me Time"もしかり。
何よりジャジーに迫ったジョージ・デュークとのセッションで引き立つシャンテの歌声と
一番相性が良かったのは新進ソングライター、シーラ・メロディ・フレイジャーとのコラボレーション。
国内盤のボーナストラック"Love Fell On Me"にはウットリしてしまう。


ついでに、シャンテ・ムーアのデビュー作。

プレシャス

プレシャス

92年リリースのデビュー作。
サックスと溶け合う絶妙なフレージングが最高な「As If We Never Met」
キース・ワシントンとのデュエット「Candlelight&You」に溶けます、もうメロメロ。
ただデュエットと言えば、やはり夫のケニーが最適か。来日ステージでも、押し付けがましくなく
自然体で寛いだ雰囲気、好感の持てるデュエット・ステージでしたし。


またケニー&シャンテでもいいから、来日しないかな。。。