テディ&ルーサー。

昨日はデルズ、コントローラーズ。
今日はテディ。ニュージャックじゃないですよ。

Love Language

Love Language

テディ・ペンダーグラスというと、迫力満点のヴォーカルが味わえるPIR時代に軍配あり、ですかね。
交通事故で下半身不随になった後は、より歌をじっくり歌い込んで来た印象ありです。
しかし、インディでも精力的に活動する姿は"歌う事を愛して止まないテディ"ならではじゃないですか?
そんなテディおじさん、好きですね。
このアルバムを選んだ理由はルーサー・ヴァンドロスとのコラボナンバー
"You're My Choice Tonight(Choose Me)"に尽きます。


一聴だけでヴォーカルを判断するならばPIR時代にこそ、その魅力が詰まっているかも知れません。
ただ周りがイヤと言う程に指摘したであろう"熱っぽさの後退"は本人こそが一番、自覚していた
部分だろうと思います。


それでもテディは歌い続ける事を選びました。
きっと事故に合う前より情熱を持っていたに違いないでしょう。
テディが歌い続ける事を選んだ心境を思えば、芯の通った強い情熱があればこそ。


そして復帰後のニューレコーディング第1作が上掲の『Love Language』
"You're My Choice Tonight(Choose Me)"はルーサー本人が歌いたかったんじゃないかと
勘繰りたくなる程。
ザ・ヴァンドロス・セッションズと銘打った、この1曲はテディの復帰へ掛けた最初の一歩として
"熱いヴォーカル"ではなくとも、"熱いハートで歌う"熱気が感じられるのが
このアルバムの魅力にも言えます。


涼しげなミディアムながら、歌への情熱をまるごと注ぎ込むテディのヴォーカルと
そんなテディを支えるルーサーのセッション・バンドがスリリングなバンド・アンサンブルを奏でる。
"You're My Choice Tonight(Choose Me)"にそんな思いを馳せてしまうのです。


という勝手な妄想でした(汗